Around 88
Around 88
2009年6月5日金曜日
ard_88_20090605
伊予桜井駅 2009/6/5 6:14 発
高知駅 2009/6/5 10:05 4447.1km
高知へ9:40ころ到着。高知駅を3回使っているにもかかわらず、毎回スタンプを押すのを忘れているので、今回は、改札口横のスタンプをゲット。(後で気がついたが、アンパンマンのスタンプラリーをやっていて、アンパンマンのスタンプもあったはずだがはずしてしまった(残念))
高知駅前で組み立て。若干、路面が濡れていて、傘をさしている人もいるが気になるほどではない。逆に、強烈に日が照るよりいいか、と前向きに....
駅前から国道32から県道34を通って南下。宇津野トンネル(ちなみに、新トンネルの方が自転車道が広いとのこと)を抜け、前回通った雪渓寺横をすぎて、海岸へ。
県道34と14の交差点(宇佐方面へ) 2009/6/5 10:40 4456.7km
一ヶ月ぶりの太平洋。どんよりと、曇っている。
海岸沿いを、前回とは反対方向に県道14号を東進。
仁淀川河口付近。
1km近くある仁淀川河口大橋を渡り、小休止。サーファーが多い。
途中、ジョン万次郎が漂流したときに出帆した地点の碑
宇佐大橋 2009/6/5 11:30 4469.5km
これを渡って、対岸の半島(?)に渡る。半島だろうと思っていたが、今、地図を調べると「xx半島」といった記載がない。半島の定義は、三方が海(水域)に囲まれている地域というらしいがこのように小さいところは半島ではないらしい。入り江が横に広がっているというか、表現しにくい。
とにかく、かなり長い橋を渡って対岸へ。なだらかな坂で、車通りも少ない。
海岸沿いをしばらく行くと、青龍寺の看板が見えたので右折。地図では、なんだか山の中にあるように見えたので構えて行ったが、道は狭いものの平地にあって、ある意味気抜けがした。道の周りには、青いアジサイが咲いていてきれいだった。予定より早くついて気分的にも楽。この時点で30分先行。
見上げるとかなりの段数の石段が続いている。180段ほどあったように思う。
この調子で行こうと思い走り出すと、後輪が嫌な音を立てている。すっかり、空気が抜けていた。途中でのパンクは2度目。前回は、予定をほとんどこなしてからだったが、今回はほとんどしょっぱな。「ついてない」と思いつつ、駐車場へ。砂利で、濡れている上に、なんか雨もぱらついてきて、テンション下がる一方。
とにかく、急ぎ、チューブを抜く。替えのチューブを2本持っているから入れ替えればよいが、パンクの原因になったものを除かなければ同じ目にあう。抜いたチューブに空気を入れると、バルブの位置から30cmくらいのところに小さな穴が開いていた。針金のようなものが刺さっている可能性があり何度も指先で探ったが発見できず。仕方が無いので、原因がつかめないまま、予備チューブと入れ替え。
インフレータが小型のため、思うように空気圧があがらない。まあ、なんとか、というところで妥協して出発。40分ロス。
パンクの原因を解決しないままになっているため、気をもみながらの走行になり、いまいち気分が良くない。
ここから、この半島というか岬というかを約18km走る。「横浪黒潮ライン」というらしいが、この手のところは、バイクや車には快適でも、自転車には辛いことが多々あり、それなりに覚悟していたが、その期待を裏切ることは無かった。
最初から、8%とか6%とかの登りがあり、しばらくして、8%、6%の下りがあったかと思うと、すぐにまた急勾配がある。二度と来たくないと思いつつ走る。
しかも、山の中で(所々よいところもあるものの)ほとんど景色もよくない。
途中、明徳義塾があり、「こんなところに」と驚き。朝青龍のシコ名は青龍寺から取ったということを後で聞いたが、納得。
ずっと、左手に海を見ていたが、突然、右手に海が現れ、「これで終わりかな」と思っていたら、さらに2つ超えなければならなかった。
1時間15分かけて県道23号との分岐へ。(やれやれ)
「横浪黒潮ライン(県道47)」と県道23の合流点 2009/6/5 13:35 4489.8km
予定より、10分遅れで到着。なんとか、一つの山場を乗り切り。
ここからしばらくは平坦のはず。
須崎駅 2009/6/5 14:10 4499.2km
駅スタンプを押して、先を急ぐ。
(駅スタンプは改札口そば)
道の駅 かわうその里すさき 2009/6/5 14:30 4501.6km
雲行きが一段と怪しくなり、水溜りに雨の波紋が見える。気分的には夕方。これから、久礼までひとつ峠を越えなければならない。
スタンプを押して、国道56を南下。(ちなみに、スタンプは売場カウンター内)
焼坂トンネル 2009/6/5 14:55 4506.3km
道の駅から約5km。本日の最後の山場、焼坂トンネルに到着。ここでも10分遅れだから、まずまず。トンネルの全長が1km近くあり、しかも歩道分離なし、照明暗い、と非常に悪条件が整っている。(1969年開通らしい)
とにかく、これを抜けるしかないので大型車が来ないことを祈りながら走行。暗く空気も悪いので余計に焦りが出る。
それでも、なんとか抜けて、久礼までダウンヒル
(確か....)
久礼駅 2009/6/5 15:15 4511.7km
ここで、予定通りの時間に到着。駅のスタンプを、キヨスクの店員さんに出してもらう。本日の目標を達成したので一安心。
旅館には、17:00ころ到着予定と言っていたので、しばらくその辺を散策することに。
久礼の海岸にある鰹の供養塔。なぜか、そこに鶏が放し飼い
16:00過ぎに、宿泊先の大谷旅館に入る。久礼で泊まれそうなとことは、黒潮本陣という観光旅館と、福屋旅館と大谷旅館くらい。福屋旅館と大谷旅館は並んであって、遍路宿のよう。予約の時も「お遍路さんですか?」と訊かれた。http: //www.town.nakatosa.lg.jp/kankou/tomarou.html#ootani
屋内の駐車場に自転車を止めることができた。明日の朝まで、空気が抜けてないといいけど.....通された部屋は四畳半くらいでこじんまりしていて、ゆっくりできそう。
「風呂沸いてますよ」といわれたので、早速入らせてもらった。風呂も広くて一日分の疲れが癒せた。食事は18:00からということだったので、部屋で、今日の走行記録をまとめたりしていたが、流石に疲れがどっと出て、しばらく仮眠。
18:00に食事の用意ができたという声がかかったので、階下へ。
1階の座敷で食事を取る。相模原から来たというおじさんと一緒に食事。旅館の女将さんが「松木さんは若そうだからご飯を多めに入れておきました」といってくれて気分をよくしながら、早速、食べにかかる。
相模原から来たという人は、歩き遍路で1週間近く回っているとか。大体同じ方向から来た感じで、話が合った。青龍寺からは、内海を船で移動したそうで、それもなかなかいいかも。焼坂はトンネルを通らず山越えをしたとかで、ちょっと大変そう。とにかく、1日6万歩とか言っていたので脱帽。
流石に疲れたので、21時に床に就く
6:45から朝食ということで、昨夜と同じ場所で朝食。朝から三膳飯。
十分に食べたところで、7:20に出発。女将さん、ありがとうございました。
(旅館の、写真撮り忘れたのは残念)
今日は、気持ちのよい天気になりそうだが、暑くなるのも心配。中村まで66kmほど。予定の列車が、15:10発なので十分余裕。
ひとまず、久礼第一トンネルを目指す。久礼を出ると早速上り坂。まだ、朝一番で、睡眠もたっぷりなので、予定よりも早めに到着。
久礼第一トンネル 2009/6/6 7:40 4520.9km
ただ、最高点ではなく、七子峠まで4km
ほどある。
久礼坂
1kmごとに「七子峠までxxkm」の標識があり励みになる。
2009/6/6 8:00 七子峠 4524.4km
ここで小休止。峠から谷沿いに久礼方面(だと思う)が見渡せる。ここから期待のダウンヒル。
影野駅 2009/6/6 8:15 4528.5km
道の駅 あぐり窪川 2009/6/6 8:40 4534.8km
例によって駅の道のスタンプを押して、窪川市街へ。
JR窪川駅
右へ折れると窪川駅、左へ折れると、岩本寺。
まず、駅スタンプを窪川駅でゲット。帰ってからよくみると、土佐くろしお鉄道の窪川駅とJRの窪川駅があり、別スタンプだったようで、またまた、事前調査不足。
山に登ることなく、平地の寺。なんとなく、あっけない感じだが、これで高知の寺はすべてまわったことになる。今回の目的のひとつはクリア。
既に、次の、87,88番のことが、いつ行こうかと気に掛かってきた(気の早い)
もうひとつの目的の、四国一周までには、あと40kmほどある。
次のチェックポイントは、片坂第一トンネル。
国道56号線を上ってゆく。
途中、峰の上というところで小休止。雰囲気的に、峠っぽかったので、距離をチェック。
結果的に、これが正解。峰の上を過ぎてから、急なダウンヒル。放っておいても時速50kmくらい出る。チェックポイントだった、片坂第一トンネル、伊与喜をつききり、土佐佐賀まで下る。
土佐佐賀 2009/6/6 10:30 4559.6km
駅に行くには国道を左に折れないといけないが、国道側からも駅のホームが望めそうだったので、駅裏から撮影。
予定では11:50着。40分早く出発したことを差し引いてもかなり前倒し。
久礼からずっと、山道を走ってきたが、土佐佐賀から久々に太平洋が望める。やはり天気のよい日にみる海はいい。
この辺一帯が公園になっているようで、整備された海岸が続く。
軽いアップダウンを繰り返しながら、井の岬トンネルへ。
井の岬トンネル 2009/6/6 11:00 4566.6km
道の駅 ビオスおおがた 2009/6/6 11:25 4573.0km
土佐入野の手前、道の駅 ビオスおおがたで小休止。ギャラリーが併設されていて、ゆったりとした感じ。このあたりは2?3kmに渡って「土佐西南大規模公園」ということで広く整備されているらしい。ここも、サーファーが多い。
ホエールウォッチングもできるらしく、ギャラリーの天井には鯨の骨格標本の展示が....
ソフトクリームとスポーツ飲料で休みを取る。
あと一山超えれば、待望の中村。逢坂トンネルへ。
逢坂トンネル 2009/6/6 12:10 4580.1km
ここを下ればゴールは目の前。
そろそろ市街地かなというところで、「中村市街地」という看板に引きずられ、56号を離れて右折。川沿いに走ってゆくとどうも違う感じ。
「こちらかな」といい加減なナビで進む。「中村駅」の標識があったので安心してそちらへ。
後で見たら、駅は市街地から離れていたので、56号をそのまま走っていたほうが早かったみたい。
おまけに、雨がぽつぽつと落ちてきて、前回、中村で降られたのを思い出す。結局はたいしたことなく、中村駅に到着。
前回来た時に、ここで写真を撮ったかな、という場所で撮影。
上右写真は、98年9月に足摺から廻ってきたときの写真。当時のデジカメが30万画素だったからえらい進歩。
これで、一応、一周したわけだが、感慨はそこそこ。あまり時間をかけすぎたせいかも。
予定より1時間早く到着。時刻表を見ると13:20過ぎに岡山行きの列車があるのでそれに乗ることにして、早速袋つめ。時間もたっぷりあり、始発なので非常に余裕。
駅スタンプも押し、列車に乗り込む。窓からホームを見ると、アンパンマン・スタンプラリーのポスターが....時間があるので、ホームを渡り、「おむすびまん」のスタンプゲット。中村、土佐佐賀、久礼、須崎と、昨日・今日時間を掛けて走ったところを、あっという間に通り過ぎるのも、なぜだか感慨深い。
あとは、いつもどおり、高知、大歩危、多度津、今治で帰着。
今治で、写真を撮ろうと思っていたのに、すっかり忘れてしまっていた。
次は、もうひとつのゴール、87番と88番
今回の走行距離139.4km