ZUNOW TOURING
ZUNOW TOURING
ZUNOW TOURING
1976年 8月完成(たぶん)
1975年になんとか大学進学。ということで、今まで封印していた自転車作製に着手。とはいえ、 高校3年でもPEUGEOTであちこち、行っていたのですが。
受験のため諦めていた、ツーリング仕様の車を目指すことに。
650Bタイヤの15段変速。キャンピング用キャリアの取り付けが可能なタイプ、と概要を決めてパーツの収集を始めました。チャリ通の友人から、アレコレ聞かされていたので、彼の趣味も大いに入ったパーツ選択となりました。
初めて、東京に出てきてあまりお金もなかったですから、食費を削り、茶店にも行かず、ひたすらパーツのために貯めては買うという日々を繰り返しました。
可能な限り、フランス製パーツを購入。この時は、スポークまで買って、自分で組みました。
主なパーツは、
ディレラ:SIMPLEX SUPER LJ
チェンホイール:TA + STRONG LIGHT
ペダル+トゥクリップ:
サドル:イデアル 90
シートピラー:藤田 BELT
ブレーキ:MAFAC
ハブ:CAMPA
フレーム:ZUNOW
リム:MAVIC
タイヤ:WOLBER
ダイナモ+ライト:
マッドガード:
ハンドル+ハンドルステム:
いくらかかったかは???。今となっては、結構レアな部品が使ってあって、以前に徳島のYH
に泊まったとき、一緒になった人に「博物館のようですね」と言われてなんだかうれしかったことを覚えています。
この自転車は、キャンピングなどの長距離、長時間のツーリングを想定して組んだはずなのですが、結局、そのような使い方は(本人の気力の問題もあって)出来ず、88カ所巡りで、ロードで走るにはちょっときつい、悪路や急な山道を走るのに使用しました。大柄で輪行しにくいこともあって、距離的にはあまり乗っていません(そのため、比較的きれいですが)
さらに、2006年にクロスバイクを買ってから、さらに出番が少なくなり、蔵の奥に吊りっぱなしという状態が続いています。
TA チェーンホール + STRONG LIGHT クランク
なぜかこの組み合わせが美しい
ペダルはリオタード プラットフォーム(?)
今見ると、鉄のかたまりで野暮ったい感じさえしますが当時としては斬新なフォーム
SIMPLEX SUPER LJ SIMPLEXとしては珍しく全金属製のディレラー
当時、発売された直後だったような....
最初はHuret Jubilee を装着していたのですが、あまりに華奢で、フロント3段のチェンジをやろうとすると、壊れそうだったので、PEUGEOTに付けていたSUPER LJと交換。なぜ、前後で別の変速機を付けていたかは、今となっては定かではありません。
このフロントは、PEUGEOT時代に外側のガイドを引っ掛けてしまい折ってしまいました。破棄することも出来ず、銅板をリベット締めして銀ロウ付けで修復。問題なく使っていますが、表面が変色しているのがみえるでしょ。
サドルはIDEAL 90。サドルのベースが軽合金の板で出来ていて今時、ほとんど見かけませんね。
「私が愛した自転車パーツ(グラフィック社刊)」によるとこの板ベースが外から内に折り曲げたタイプが旧型としてあるそうです。シートピラーも当然それ専用(藤田のBELT、日本製ですね)
サドル自身は丁寧に扱ったので今でもきれいです。
PEUGEOTのIDEAL 80はボロボロですが......
シフトレバーはHURETジュビリー。レバーの台座はフレームに直付けされていたので、台座バンドはPEUGEOT行き.
軽合金の板を重ね合わせた形状になっています。
HURETの変速機ワイヤーの頭は太鼓型で他のメーカーのものとちょっと違います.今でも、入手できるのかしら
ハンドルステムとハンドルは日本製(NITTO ランドナー?)
なぜ、この辺りをフランス製にしなかったのかよく解りません。ブレーキレバーは勿論MAFACですが、欧米系の人の手に合わせてあるせいか、ブレーキをかけるのにとっても力が要ります。しかも、ブレーキ自身が効きがよくなくて苦労します。
(around_88 part 1 横峯寺参照)
バーテープは、皮製のを巻いていたのですが、徳島のYHで見かけた自転車にコルク地のテープを巻いている人を見かけ、早速模倣。なかなか、感触がよろしい。
結局、一度も点灯したこと無し。ヘッドライトも、ソッピズの弾丸型のを入手したはずで、この稿を書くにあたって探したのですが見つからず。そのうち、出てくると思いますがなんともはや。
カンパのハブ
クイック・リリースはSIMPLEXのもので格好もよく気に入っているパーツの一つ
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2011年7月31日日曜日