PEUGEOTメンテ

 
 

高校のときに買って、40年近く乗っているPEUGEOT PG-10

オリジナルの部品は、サドル、フリーホイール、チェーン、リアディレラーくらいになっていしまった(フレームも25年前に事故って入れ替え)

久しく整備をしていないので、分解整備

ついでに、ブレーキ、ハブをオリジナルに復帰。フリーホイールは新品に入れ替え(ただし、メーカーは同じ)

PEUGEOT メンテ

まずは、足回りから。

しばらく使っていなかった、ノルマンディのハブを復活することにし、分解して磨き上げる。

軸を外し、別のボルトを通して旋盤にかけて、研磨剤をつけて磨くと見違えるほどきれいになった。

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軸とベアリングボールもすべて灯油で洗い、グリスアップをする。毎度のことながら、押さえの締め具合で苦労する。

昔なら、ここで、リムとスポークを買ってきて組上げるところだが、とてもそんな気力はないので、いつも世話になっている、自転車店のえざきさんにお願いする。

「36本取りは入手し辛いね」とちょっと不安なことを言っていたけれどきっちり、組んでくれました。さすがプロです。

Before

After

フリーは、京都の友人に頼んで入手してもらったREGINA

ボスタイプフリーも手に入りにくくなった。

いよいよ、分解開始

チェーンホイールを、コッターレス抜きで外す。

よく考えたら「コッターレス」というのは、「コッターピン無し」という言葉だろうが「コッターピン」そのものが死語になってしまった。

ちなみに、この自転車に最初についていたのは、STRONG LIGHT製の鉄製チェーンホイール。もちろんコッターピン止め。

チェーンを切って、リアディレラーを外す。

今回、フリーを変えるので、チェーンも交換

BB(ボトム・ブラケット)を分解(下図)

最近の自転車はBBはカセットになっていて分解できないらしい。

実は、このハンガーわんは傷が入っていて、変えたいのだが、ネジの切り方が一般の自転車と逆で交換不能となっている

最後に、ヘッドを外して、大体分解完了。細かなパーツも外せば外せないことも無いが、これ以上分解しても効果なさそうなのでここまでに。

ハブに仮つけしていた古いフリーを専用工具を使って外す。

いよいよ、パーツを入れ替えながら組み立ててゆく。

まずは、フロントフォークを入れる。今まで、サイドプルを使っていたが、元のMAFACセンタープルにも戻すためヘッドにアウター受けをかませる

次に、厄介なBBを組む。まず、きれいにした右ハンガーわんにグリスを塗り、ベアリングボールを並べる。とりあえず、ブラケットに取り付け、目一杯締める。左わんもグリスアップしておき、クランク軸を左から差し込み、さらにわんをかぶせる。だいたいいいかな、と思うところまで締めたら、ハンガーわんを回転しないように押さえながら、ロックナットで締める。ロックナットとともに、わんも締まるので、ちょっと緩めにしておいてロックナットで締めたときにちょうどいいようにしないといけない。この辺が、勘でやっているのでなんどかやり直し。

BB右

BB左

チェーンホイールを入れて、前後のリムを入れると、「らしく」なってきた。

ちなみに、ハブのクイックは元のSIMPLEXのを使いたかったのだが、プラスチック製の蝶ネジが折れているため、今回はお預け。

後日談

このメンテから数年後、父に蝶ネジを真鍮で複製してもらい、復活

この件は、別途レポート予定

リア、フロントの変速機を取り付け、新品のチェーンをかけると駆動系はひとまず完了

ちなみにリアはSimplexプレステージ(だったかな?)フロントはHuretジュビリー

変速機とブレーキのワイヤー系を処理。ブレーキはMAFAC RACERが復活。調整が難しい上に効きが悪い

遠目にはどこが変わったか判らないが、とにかくオーバーホール完了

疲れました